JIA長野県クラブ夏のセミナー。
解体の危機を免れた、白樺湖 夏の家(工学院大学旧白樺湖学寮)
1968年竣工で設計はアルヴァ・アアルトの元で建築を学んだ唯一の日本人建築家「武藤章」
武藤章建築作品集にも載っていないという事で、見学しない訳にはいきません。
設計を担当した南迫氏の解説によると、武藤さんは「断面(セクション)の建築家」
断面計画にかなりの時間を費やしたそうだ。
それを頭に入れながら見ると、流れるような平面計画とあいまって
考え抜かれた断面計画に依る空間のつながり、光の入り方、風の抜け方などが納得できる。
築50年という時間の流れを感じさせない建築だった。