計画中の「島内の家Ⅱ」は土間をキーワードに計画しています。
床の仕上げを変えるだけで内部と外部をスムーズにつなぎ、様々な利用が考えられます。
今まで設計した住宅の中で、「山形の家」「明野の家」には広い土間を設けました。
「山形の家」ではテラスと連続した土間で薪ストーブが置かれ薪の搬入がスムーズに行えます。
冬季は石貼りの土間下温水を流し熱容量の大きい床暖房としています。
冬季は太陽の熱も取り込み蓄熱して夜間放熱します。
「明野の家」は屋外での仕事が多いため作業靴を履いたままお茶を飲んだり、薪ストーブや火鉢を囲んだりと、靴を履いたまま利用できる第二の居間のような扱いで、土間に面してキッチンカウンター、手洗い、トイレも設け、土間での営みをアシストします。土間に面して小上がりの畳のスペースは、靴を履いたまま腰掛けたり出来ます。
島内の家Ⅱの土間がどんな形になるのか楽しみです。